集中して仕事を進めていたのに、余計な手出しをされてイライラ・・・。
わんぱくなこどもが、余計なことをしそうでハラハラ・・・。
そんな状況を表す方言が「しゃいこ(ね)」です。
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「しゃいこ」「しゃいこね」の意味と使い方
しゃいこ・しゃいこねは山形県置賜地方の方言です。
どちらも「余計なこと、おせっかい」という意味で、
「しゃいこ」は「しゃいこする(余計なことをする)」と後ろに「する」をつけて動詞として使います。
「しゃいこね」は「しゃいこねー!(おせっかいだ!)」とか「しゃいこねごど(よけいなこと)」というように状態を表すときに使われます。
使用例
「しゃいこねごどしてんなず」
(余計なことをするな)
「ほんっとにあいづぁしゃいこねごどばっかりする!」
(本当にあいつは余計なことばかりする)
「しゃいこしてだめよ」
(余計なことしちゃだめよ)
「しゃいこしてんな」
(余計なことをするな)
※ してんなも方言で、「しているな」=「するな」という意味になります。
“余計なこと”の程度としては、
・こどもが好奇心から手を出す、
・軽いちょっかい
・言わなくてもいいことを言う
・仕事などのさまたげになる
などなど、悪意の有無・事の重大さにかかわらず、何でも「しゃいこ」です。
さいごに
実際に「しゃいこね」って発音してみていただくと、
苛立ちとか忌々しさのような表情を作る筋肉が動くのがお分かりいただけると思います。
気持ちを全面に表すことのできる方言です。
その他の山形県の方言は「山形県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
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