2006年に公開された松雪泰子さん主演の映画「フラガール」。

常磐炭鉱の閉山後、基幹産業を失い衰退した地域の復活をかけて活躍した女性たちの物語でしたね。

舞台は福島県の常磐ハワイアンセンター。

作中で福島県の方言が多く使われていたことでも話題になった映画でした。

その中でも特に印象的な言葉だったのが「でれすけ」。

さて、いったいどんな意味の言葉なのでしょうか。

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「でれすけ」の意味

でれすけ」の意味はだらしないです。

あほ・ばか・まぬけといった罵り言葉の一つとして使われます。

もともとの意味は「でれでれした(好色な)」「すけ(男)」だったといいます。

どうしようもない奴という意味合いでも使われる言葉です。

「でれすけ」の使い方

例文1

A「こっちのほうが正しい!。間違っているのはBだ!」

B「何度言ったらわかるの? 正しいのはこっち!。この、でれすけめが!」
(何度言ったらわかるの? 正しいのはこっち! この、バカタレめ!)

例文2

(ダメな男性を評して)

「あの男はダメ。あれは、でれすけだ」
(あの男はダメ。あれは、どうしようもない奴だ)

例文3

(使ったものを出しっぱなしにして、部屋中散らかっている様子を見て母が一言)

「何してんだ!この、でれすけが!」
(何しているんだ!この、だらしない奴め)

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さいごに

ケンカの時などに相手を罵倒する言葉はお国柄が出て面白いです。

この「でれすけ」は典型的だといってもいいでしょう。

語源からして、ののしられても仕方がないですからね。

同じ地域で「でれすけ」と似た意味で使われるのが「ごじゃっぺ」。

片方が「でれすけ」といえば、もう片方は「ごじゃっぺ」と言い返すといった具合です。

せめて、パートナーには「でれすけ!」といわれないように気を付けたいものですね。

その他の日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。

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