有頂天という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

三谷幸喜監督の映画「THE 有頂天ホテル」もありますから、耳にしたことが多い言葉だと思います。

喜びの絶頂で得意になっている様子や、他を顧みない様子を表す言葉です。

これに近い意味を持つ方言が「おだつ」です。

さて、「おだつ」とはいったいどんな意味の言葉なのでしょうか。

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「おだつ」の意味

おだつ」は、ふざける、調子に乗る、はしゃぐ、騒ぐといった意味の言葉です。

「おだつ」の使い方

例文1

(久しぶりのお出かけでテンションが上がりすぎてうるさい子供に対して親が注意)

「いいか、あんまりおだってると家に連れて帰るからな!」
(いいか、あんまり調子に乗って騒いでいると家に連れて帰るからな!)

例文2

(女子大生どうしの合コンあるあるトークにて)

「もてない男に限って、合コンとかでおだつよね」

例文3

(酔っぱらってはしゃいでいる人を見つつ)

「あ~あ、またあの人酔っぱらっておだっちゃってるなぁ」
(あ~あ、またあの人酔っぱらってはしゃいじゃってるなあぁ)

さいごに

「おだつ」という言葉は北海道で、子供を叱る言葉としてよく耳にしていました。

調べてみると、秋田県・宮城県・福島県・三重県・大分県などで同じような使い方をしているようです。

調子に乗っている、まさに有頂天になっている人に「あの人、おだってるね」とか、はしゃぎまわる子供に「おだつな!」と言っていた気がします。

当人たちは気づいていなくても、周囲から見たら明らかに浮かれているように見えるときに使うのでしょうね。

あんまり、「おだってる」などといわれないよう、自分自身に嬉しいことがあってもはしゃぎすぎないでいたいなと思いますね。

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