自然界ではメスにアピールするオスのほうが派手なことが多いです。
一番わかりやすいのがクジャクでしょう。
動物園でも人が近づいたりしたら美しい大きな羽を広げて見せてくれることがあります。
人間界の場合、思春期に近づくと男女問わずおしゃれに気を遣うようです。
そんな人たちを見て使うのが「あやつける」です。
さて、「あやつける」とはいったいどんな意味の言葉なのでしょうか。
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「あやつける」の意味
「あやつける」は格好をつけるとか気取るといった意味の言葉です。
「あやつける」の使い方
例文1
(普段見たことがない服を着ている知人を見かけた時)
「あいつ、あんな派手な服着て、あやつけちゃってるよ」
(あいつ、あんな派手な服を着て、格好つけちゃってるよ)
例文2
(遊びに行くときに待ち合わせで、現れた友人が気合の入りすぎた格好をしているのを見て)
「ちょっと、あんた何あやつけてるのさ」
(ちょっと、あんた何そんなに格好つけてるのさ)
例文3
A「そういえば、久々に〇〇くん見たよ」
B「そうなんだぁ。元気そうだった?」
A「多分元気。けっこうあやつけてたからデートでも行くのかなと思ったよ」
(多分元気、けっこう気取った格好をしていたからデートでも行くのかと思ったよ」
さいごに
北海道弁で格好をつけるという言葉ですが、思春期に色気づいて外見にこだわる人に対して良く使っていた印象です。
思春期の頃は自分がどんな風に見えているかが気になる時期です。
ともすれば、気合が入りすぎる格好をしがちなので、そのことをからかっていた気がします。
もう少し大人になると、格好だけではなく内面も大切だと気づくようになるのですが。
「いい年して、あやつけて」などといわれないよう、大人でありたいものですね。
その他の北海道の方言は「北海道の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
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