意味が分からなくても、口調や前後関係からだいたいの意味が分かる方言は結構ありますよね。
今回紹介する「かちゃくちゃなる」は青森県、特に津軽地方でよく使われる方言です。
詳しい意味が分からなくても、なんとなく、イライラしているんだなといったニュアンスは伝わると思います。
今回は、「かちゃくちゃなる」について取り上げます。
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「かちゃくちゃする」の意味
「かちゃくちゃする」は、散らかっている様子や訳が分からないこと、混乱している状態などをあらわします。
また、滅茶苦茶だ、イライラする、ごちゃごちゃするといったいら立ちの気持ちを表した表現でもあります。
「かちゃくちゃする」の使い方
例文1
(レストランでメニューを見ている二人)
A「今日は何食べようかなぁ。パスタかな。ハンバーグかな。どうしよう」
B「もう!そんなかちゃくちゃないことしゃべってないで、さっさと決めへ!」
(もう!そんなに訳の分からないことを言ってないで、さっさと決めて!)
例文2
母「あ~あ、またそんなに部屋をかちゃくちゃにして!」
(あ~あ、またそんなに部屋を散らかして!)
子「わかったよ! すぐ片づければいいんでしょう!」
例文3
A「聞いてけ!」
B「なしたの」
A「あいつ、また掃除さぼって帰ったの。ほんと、かちゃくちゃする!」
(あいつ、また掃除さぼって帰ったの。本当、イライラする!)
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さいごに
津軽地方にいたころ、津軽人がが怒っているとき、「たげ、むかつく!」「かちゃくちゃする!」というのをく聞きました。
むしゃくしゃするなど行き場のない怒りを表現するときによく使っていたように思います。
もし、あなたの周りの津軽出身者が、小さな声でぼそっと「かちゃくちゃする」とつぶやいたら危険信号です。
怒りが収まるまで、そっとしておくことをお勧めします。
その他の青森県の方言は「青森県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
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