皆さんは会話の相手から、「ぶじょほうした」といわれたらどういう風に返したらいいと思いますか?
ありがとう?
そうなんだ~?
それとも、
気にしないで??でしょうか。。。
「ぶじょほうした」は、主に秋田や山形、青森などで使われている方言です。
やはり東北北部の方言となると、独特の言い回しで、難解になっていますね。
では、どのような意味なのでしょうか?
使い方と併せて、見ていきましょう!
【スポンサーリンク】
ぶじょほうしたの意味、使い方は?
意味はずばり、「失礼しました」です。
こちらが何かやらかしてしまった際の、謝罪の言葉だったのですね。
語源はなに?
ぶじょほうした を漢字にすると、「無調法」または「不調法」(いき届かず、不作法なこと。粗相・過失)を「した」となり、この語源の「いき届かず、不作法なこと。粗相・過失」から「失礼した」という変化を遂げたのですね。
ぶじょほうしたの使い方
日常会話での使い方は、
「すみません、寝坊してしまって、お待たせしてぶじょほしたっす。」
(すみません、寝坊してしまって、お待たして申し訳ありません。)
「さっきは気づかず、素通りしてしまって、ぶじょほしあんしたなっす。」
(さっきは気づかず、素通りしてしまって、失礼しました。)
「ぶしょほ」に続く言い回しは、地域によって少しずつ違いがあるようです。
あとがき
思い返せば普段、私などは「すみません」「ごめんなさい」という言葉を多用していると気づいたのですが、「ぶしょほうした」にはそれら以上に、謝罪の気持ちを真摯に相手に伝えよう、という姿勢を感じました。
標準語以上に、方言には相手を想う気持ちが強く表れているのかもしれませんね。
その他の日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
【スポンサーリンク】