標準語で「みやすい」という言葉は、よく見えると言った意味で使いますが、中国地方西部ではちょっと違った使い方をします。
中国地方の西部である山口県・島根県・広島県は似通った言葉が多く、この「みやすい」の意味もおおむね共通しています。
テストのあとなどに、「今回はみやすかったねー」と言われたらいったいどう返せばよいのでしょう?
さて、「みやすい」とはいったいどんな意味の言葉なのでしょうか。
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「みやすい」の意味
「みやすい」とは、簡単だ、容易だといった意味の言葉です。
「みやすい」の使い方
例文1
A「今日の小テストどうだった?」
B「そんなのみやすいっちゃ!」
(そんなの簡単だよ!)
例文2
A「今は小学校から英語の授業があるよね。どんな参考書がいいと思う?」
B「初心者ならみやすい本から始めたらいいと思うよ」
(初心者なら簡単な本から始めたらいいと思うよ)
例文3
(パズルを見ながらの会話)
A「そのパズルどう?難しい?」
B「みやすいよー」
(簡単だよー)
さいごに
この「みやすい」という言葉は単に簡単だという意味よりも“楽勝”といったニュアンスを含みます。
ちょろいという言い方が近いかもしれません。
とても簡単という意味合いになるのでしょう。
毎回毎回、テストが「みやすい」ものだったらずいぶん楽になりますね(笑)
とはいえ、なんでも「みやすい」と侮ってかかると手ひどい目にあいます。
西日本の関ヶ原ともいわれる厳島の戦いでは、少数の毛利軍が大軍の陶晴賢を討ち取っています。
何倍もの兵力を持った陶軍が毛利軍を「みやすい」と侮ったかもしれませんね。
どんなに万全だと思っていても、最後の最後まで手を抜かない。
そうやって自分自身を戒めて調子に乗りすぎないようにしたいものですね。
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