40歳を過ぎたあたりからスマホを見るときにピントを調整しようとスマホを動かす動作をするようになります。
その動作ができたら、老眼の始まりかもしれません。
若いころは目が良くて、メガネと縁遠かった人ほど老眼だとわかった時にショックなようです。
さて、今回は静岡県の方言「めーる」をとりあげます。
目に関係する方言なのですが、「めーる」とはいったいどんな意味の言葉なのでしょうか。
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「めーる」の意味
「めーる」は、見えるという意味の言葉です。
例文1
A「新聞見て! うちの孫が出てるよ!」
B「老眼鏡とってくれるか? 最近、小さい文字がめーんで困ってるに」
例文2
(遠くから聞こえる花火の音を聞いて)
A「あ、今日花火大会だったんだ。忘れてたよ」
B「ちゃっといってくりゃ、まだめーるに」
(すぐに見に行けば、まだ見えるよね)
例文3
(針仕事をしているおばあちゃんに)
A「暗くなってきたけど大丈夫?」
B「ちゃんとめーるに」
(ちゃんと見えるよ)
さいごに
静岡県の西部はかつて遠江国といわれました。
京都の近くの琵琶湖がある滋賀県を近江国といったのに対し、浜名湖のあるこの地域を遠いところにある湖の国として遠江とよんだといいます。
遠江から一字をとって、この地域を遠州、この地域の言葉を遠州弁といったりもします。
遠州弁の特徴は、語尾に「~に」「~だに」がつくことだといいますが、聞いているとかわいらしく聞こえる言葉です。
おっとりと、穏やかな雰囲気がある気がします。
中心都市の浜松は徳川家康が拠点を築いた街で、三方ヶ原の戦いで敗北した家康が逃げ込んだ城が浜松城でした。
武田信玄の脅威を常に受けながら、対策を練った家康の目には大きく広がる浜名湖が写っていたことでしょう。
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