コントやお笑いのネタの一つに方言ネタがあります。
地域独特の言葉や、イントネーションが笑いを誘うからかもしれません。
あるコントの中のつっこみで「そんなもん、かっぽっちまえ!」というのがありました。
コントでは、それがわからないところから話が進んでいくのですが、さて、茨城弁の「かっぽる」というのはいったいどんな意味の方言なのでしょう。
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「かっぽる」の意味
「かっぽる」は、捨てる、ほったらかしにする、放り投げる、放置するといった意味合いの言葉です。
「かっぽる」の使い方
例文1
(ぼろぼろの服を捨てようとしない夫に対して、妻が一言)
「そーた、いしけー服かっぽれ!」
(そんな、格好の悪い服、捨ててしまいなさい!)
例文2
A「タダだからもらってきたけど、何にも使い道がないなぁ」
B「そんなの、かっぽってしまえばいい」
(そんなの、捨ててしまえばいい)
例文3
娘「ここに置いてたカサ、どこに行ったか知らない?」
母「ずっと置きっぱなしだったから、こないだ、かっぽっちゃったよ」
(すっと置きっぱなしだったから、この間、捨ててしまったよ)
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さいごに
北関東から南東北までの地域は、あまりアクセント(強調)をつけず、抑揚がない言い方をします。
全ての単語を同じように、一本調子で話すので、他県出身者からするとかなり面白く聞こえます。
そのためか、素朴で田舎風の発音に聞こえやすいのかもしれません。
最近は交通が発達し、東京都も短時間で結びつくことから茨城弁を話す人は減少傾向にあるとも言います。
どの方言もそうかもしれませんが、大都市に近い分、標準語の影響を受けやすいのかもしれません。
茨城弁は聞いていると、とても温かみがあって優しい言葉に思えます。
風化に負けずに残ってほしいものですね。
その他の茨城県の方言は「茨城県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
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