皆さんは、「あづましい」と聞いて、どんな状態を想像しますか?

あくまで勝手なイメージながら、「あつかましい」の響きに似ているので、あまり良い意味では無いのでしょうか?

あづましい」は、北海道や、東北北部で使われる方言で、日常的に使われる言葉だそうです。

では、どんな意味なのか、使い方と併せて見ていきましょう!

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あづましいの意味

あづましいの意味は「落ち着いている、心地よい、気持ちがいい、しっくりくる」など様々あります。

漢字にすると、「吾妻しい」「東しい」「味ましい」「安住しい」と様々です。

使い方により、微妙なニュアンスを使い分けているようです。

使い方

その1

「なんだか、○○さんと一緒だと、あづましいよ」

→「なんだか、○○さんと一緒だと、落ち着くよ。」

その2

「あー、やっぱり地元が一番あづましいなぁ。」

→「あー、やっぱり、地元が一番居心地良いなぁ。」

その3

「やっぱり、家の枕じゃないと、あづましくないなぁ。」

→「やっぱり、家の枕じゃないと、落ち着かないなぁ。」

このように、「あづましい」に「~ない」を付けて、否定の意味でも使います。

さいごに

「あづましい」の意味について、標準語に当てはめて説明してみましたが、この言葉の音の響きや、持っている独特の表現力は、他では代用できないのかもしれないと思いました。

色んな意味を持ち合わせているけれども、もしかすると、「あづましい」は「あづましい」であって、他の何物でもないのかもしれませんね。

その他の北海道の方言は「北海道の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。

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