皆さんは、「ええからかん」という言葉を聞いたことがありますか?
静岡や山梨、関東甲信越など広い地域で使われる方言で、「いいからかん」という場合もあります。
なんだか楽しげな響きですが、良い意味なのでしょうか?
使い方と併せて、見ていきましょう!
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ええからかんの意味
ずばり、意味は「いい加減な、でたらめな」です。
漢字を含めて書くと、「良い(ええ)」「空(から)」「かん」となります。
「空」は実質的なものが伴わず、形だけで役に立っていない、という意味があり、いい加減という意味に繋がったのですね。
使い方
その1
「ええからかんにやったら、後で自分が後悔するよ。」
→「いい加減にやったら、後で自分が後悔するよ。」
その2
「今日は燃えるゴミの日なのに、ペットボトル出してる人いるよ。」
「まあ、ええからかんな人なんだわ」
→「まあ、いい加減な人なんだわ」
あとがき
「ええからかん」以外にも、人に対して「~かん」を付けて表す言葉ってありますよね。
すっからかん、とんちんかん、あっけらかんなど、考えるとあまり良い意味では使われていないですね。
また、ええからかんは関東でも使われますが、横浜に住んでいる時、旦那の親戚の方(神奈川出身)が家に遊びに来て、「じゃあ、けーんべ!」と言っていたので、「方言に憧れて使ってるのかなぁ」なんて思っていたんですが、れっきとした神奈川の方言だった!ということがありました。多摩地方(東京の多摩地方や神奈川の北部など)の方言で、多摩弁とも言うらしいです。
その他の静岡県の方言は「静岡県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
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