あなたは、男性への褒め言葉で思い浮かべるものはなんですか?
「優しい」「強い」「イケメン!」など、人により様々ですが、宮崎や鹿児島の一部の地域(旧諸県郡と呼ばれる)では、「よかにせ」が最高の褒め言葉です。
ちなみに、旧諸県郡の西部に位置する小林市で使われる「西諸弁」が今、非常に話題になっています。
小林市が製作したPR動画がきっかけとなっているのですが、どこからどう聞いてもフランス語にしか聞こえない!というものです。
そんな不思議な響きを持つ、西諸弁でも使われる「よかにせ」の意味について、見ていきましょう!
【スポンサーリンク】
よかにせの意味
ずばり、「いい男」です。
九州の多くの地域で、良いを「よか」と言い、「にせ」については古語の「にいせ」(若者を意味する)が語源となっている「二才」をくっつけた造語のようです。
ちなみに、女性の場合は「よかおごじょ」(おごじょ→女性)となります。
使い方
その①
「○○さんトコの長男坊、もう高校生やと」
「そうそう、すっかりよかにせになっちょるよ」
→「○○さんトコの長男坊、もう高校生なんだって」
「そうそう、すっかりいい男になっているよ」
その②
「運動もできて勉強もできて、お前まこちよかにせじゃが」
→「運動もできて勉強もできて、お前本当にイケメンだよな」
さいごに
鹿児島では「よかにせどん」と表現することもあるそうですが、一体どのような人がよかにせどんと呼ばれるのしょうか。。。
私の勝手なイメージですが、薩摩の男らしい、どっしりと構えた男性を想像してしまいました。
もしかしたら、かの有名な西郷隆盛も、「よかにせどん」と呼ばれたかもしれませんね。
その他の宮崎県の方言は「宮崎県の方言一覧」を、鹿児島県の方言は「鹿児島県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
【スポンサーリンク】