皆さんは会話の相手が「よだきい」と言ったら、何を感じますか?
プラスイメージなのか、マイナスイメージの言葉なのか、動詞なのか、形容詞なのか、そこの判断から迷ってしまうかもしれません。
「よだきい」は主に宮崎県や大分県で使われる言葉です。
どの様に使うのか、意味などと合わせて見ていきましょう!
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「よだきい」の意味、使い方は?
ずばり、「よだきい」は面倒くさい、おっくうだ、という意味です。マイナスイメージの言葉なのですね。
語源はどこからきているの?
語源は古語の「弥猛し」(よだけし)から来ていて、意味もそのまま使われています。なんだか文字を見た限りでは強そうなイメージですが、なんとなく逆の意味です。
よだきいの使い方は?
「次の授業、小テストあるらしいよ」
「え~!聞いてない、よだきいわぁ」
→「え~!聞いてない、おっくうだなぁ」
「今年は、よだきいことも進んで頑張らんといかんと思う」
→「今年は、面倒くさいことも進んで頑張らないといけないと思う」
パワーアップさせてみよう
「よだきい」より更に面倒くさい、おっくうな状態の時は、「なまよだきい」と言うそうです。「なま」が「とても、超」の意味になるのですね。
さいごに
誰かにお願い事をするとき、「面倒くさいなぁ」と言われるより、「よだきい~」と言われた方が、なんとなく許せるような気がしませんか?方言の持つ独特な柔らかさは、もしかしたら人間関係にもいい影響があるのかもしれませんね。
その他の宮崎県や大分県の方言は「宮崎県の方言一覧」、「大分県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
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