四国にある徳島県は、古くは阿波国と呼ばれていました。
阿波といえば、たぬきの本場であり、「おどらにゃそんそん」の阿波踊りも有名です。
そして、方言である阿波弁はちょっとかわいらしい響きの言葉が多い方言ではないでしょうか。
県外から徳島県に引っ越しした人が病院で目にした光景です。
看護師さんがおばあさんに「しわしわいきないよぉ」と言って見送っていました。
もちろん、しわしわで長生きという意味ではありません。
さて、「しわしわ」はいったいどんな意味の言葉なのでしょうか。
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「しわしわ」の意味
「しわしわ」はゆっくりとかのんびりを意味する言葉です。
「しわしわ」の使い方
例文1
A「今日はほんまにあついなぁ」
B「しわしわしなしんどいわ」
(ゆっくりやらないとつかれちゃうな)
例文2
夫「ほな、仕事いってくるわ」
妻「しわしわ行きよー」
(ゆっくり行きなさいよ)
例文3
A「先行ってるよ!」
B「わかった。しわしわ後から行くわ」
(わかった。ゆっくり後からいくね)
例文4
(あわただしく動き回る娘に対して母親が一言)
「もう、しわしわせんかぁ?」
(もう、ゆっくりやったら?)
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さいごに
四国の中でも大阪など関西圏に近い徳島の阿波弁は関西弁と似た雰囲気を持っています。
しかし、阿波弁独特の表現もたくさんあるんです。
その代表が「しわしわ」ではないでしょうか。
各地域の方言を喋る自販機がありますが、徳島の自販機は「しわしわいきよー」というそうです。
かつて、徳島県・阿波国はたぬきの本場として全国に知られていました。
そのたぬきたちが、かわいらしい阿波弁で会話しているのを想像すると、おもわずほっこりしてしまいますね。
阿波弁のたぬきになら、だまされてもいいかなと思ってしまいました。
その他の徳島県の方言は「徳島県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
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