山口県といえば、中国地方でも一番左に位置し、下関のフグや、瓦そば、ハモに剣先イカなど、魅惑の海の幸に恵まれた土地です。
また海を挟んで九州がありますが、山口から九州まで、「トンネル」を渡って歩いていくことができ、なんと15分で到着できます。
そのほかにも紹介しきれない魅力が沢山あります。
そんな山口県で使われる「せんない」という言葉を聞いたことがありますか?
その使い方と合わせて、意味を見ていきましょう!
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せんないの意味
せんないは、主に「面倒くさい、つまらない」等の意味合いで使います。
マイナスイメージの言葉だったのですね。
しかしながら使う人や状況に応じて「面倒くさい」であったり「切ない」であったり、「仕方ない」であったり、様々に使える便利な言葉のようです。
ちなみに、国語辞典に載っている「詮無い」は「何かをしても報いられない、仕方がない、無益だ」という意味で使いますが、方言として使われる「せんない」の方が多少広い定義で使われるようです。
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使い方
その①
「次の授業なんだっけ??」
「数学らしいよ」
「うわー、ぶちせんないわ〜」
(うわー、本当にめんどくさいわ〜)
その②
「あの時二次会行くって言わなければ、終電間に合ったのになあ」
「今更言ってもせんないよ」
(今更言っても仕方ないよ)
あとがき
面倒くさいという意味で考えた時に、私にとって最近最もせんないことは、ご飯作りです。
もともと料理は好きなのですが、最近急に暑くなってきたのもあり、揚げ物や煮物など熱を使って作るのがおっくうになってきました。。。
言い表しにくい、なんとも言えない感情も、「せんない」と言えば何だか伝わりそうですよね。
その他の山口県の方言は「山口県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
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中島みゆきさんが、小林幸子さんに提供した「幸せ」での「せんないね」は、
「切ないね」という意味だそうです。辞書的な使われ方ではなく、山口の方言に近い使われ方ですね。中島さん自身がラジオでそう解説していました。