運動会のシーズンに限らず、子供はよくすり傷をつくって帰ってきます。
北海道ではそんな時に「サビオ」が大活躍です。
あちこちに「サビオ」を貼られた小学生は、イラストのモチーフにもなっています。
さて、「サビオ」とはいったい何を表した言葉なのでしょうか。
【スポンサーリンク】
「サビオ」の意味
「サビオ」とは、ばんそうこうのことです。
ばんそうこうは救急絆創膏というのが正しい言い方だそうですが、地域によって呼び名が異なっています。
「サビオ」の使い方
子「お母さん、帰ってくる途中で転んですりむいちゃった」
母「傷口洗ってきれいにして! そこにサビオあるからちゃんと貼っといて!」
(前略 そこにばんそうこうがあるから、ちゃんと貼っておいて!)
ばんそうこうの地域別の呼び名
ばんそうこうが地域によって呼び名が違う理由は、地域ごとで商品名が異なったせいでしょう。
北海道で定着した「サビオ」も商品名です。ちなみに、現在は販売されていません。
東北地方や中国・四国地方、長崎県などでは「カットバン」。富山県は「キズリン」。中部地方では「バンドエイド」。
九州や奈良県などでは「リパーテープ」などとも呼ばれ、いずれも商品名が由来となっています。
その他の地域は、おおむね「ばんそうこう」で通じるようです。
ここ100年でできたと考えれば、新しい方言ですね。
さいごに
北海道から青森県に転勤になった時、すり傷をつくってしまい「サビオちょうだい」と言ったら「?」という顔をされました。
あ、ここでは通じないということは方言なんだなと初めて気が付きました。
ばんそうこう、といったらもちろんくれましたが、「ここでは、カットバンというんだよ」と教えられ、今度はこちらが「?」
北海道と青森の方言は似たものが結構多いのですが、これは通じなくて参りましたね。
その他の北海道の方言は「北海道の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
【スポンサーリンク】