「抜け始めてわかる。髪は長~~い友達です」

これは昭和の有名なCMのキャッチコピーです。

今回取り上げる「さばく」は、髪に関する方言です。

大切な友達を「さばく」とはいったいどんな状況なのでしょう。

抜くの? いえいえ、大切な友達にそんなひどい仕打ちは致しません。

では、「さばく」とはいったいどんな意味の言葉なのでしょうか。

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「さばく」の意味

さばく」は髪の毛をとかすという意味の言葉です。

「さばく」の使い方

例文1

A「ちょっと! 髪、ぼさぼさじゃん!」

B「いやあ、寝坊して髪さばく時間なくてさー」
(いやあ、寝坊して髪をとかす時間がなくてさー)

例文2

A「何ばしよっとな~! 早よせろ!」

B「髪ばさばきよっけん、ちょこっとまっちょって!」
(髪をとかしているから、ちょっとだけ待って!)

例文3

(寝坊してしまって、遅刻寸前で大慌て)

「いかん! 面接なのに寝坊した! 急いで髪さばかんば!」
(いかん! 面接なのに寝坊した! 急いで髪をとかさないと!)

さいごに

さばく」という言葉にはたくさんの意味があります。

入り乱れているものを解きほぐす、鳥や魚を解体する、道具を使いこなす、手際よく処理するなどなど。

今でもたくさんの意味がある言葉ですが、昔はこれらに加えて、髪の毛や糸などをときほぐすという意味もあったといいます。

今どきの男子は、女子顔負けなくらいおしゃれにも気を使います。

理髪店ではなく美容室で髪をビシッとセットする男性も珍しくなくなりました。

おしゃれな男子諸君にとって、「髪をさばき忘れた!」などという失態は許されないことかもしれません。

ただし、髪は長~~い友達ですから、おしゃれのし過ぎで傷めないよう、大事にいたわってあげてくださいね。

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