標準語と比べて、方言の独特さがでやすいのが状態を表す言葉。

とくに、繰り返すタイプの言葉はインパクトが強いです。

光り輝く様子は「ピカピカ」、揺れ動く様子は「ぐらぐら」
では、「パカパカ」はいったいどのような意味の方言でしょうか。

ヒントは、名古屋などで信号などに使う言葉です。

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「パカパカ」の意味

パカパカ」とは、信号などが点滅したり、電球が寿命を迎えてついたり消えたりしている様子をあらわす言葉です。

「パカパカ」の使い方

例文1

 (信号前での子供と母親の会話)
子「信号見て!パカパカしとる」
 (信号を見て! チカチカと点滅しているよ)

母「そうだね。次の青信号まで待たないとね」

例文2

「蛍光灯、パカパカしとるな。そろそろLEDに交換するか。」
(蛍光灯がチカチカと点滅しているな。そろそろLEDに交換しようか)

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さいごに

標準語で「パカパカ」は、馬などが走る様子を表すときに使いますよね。
信号待ちの時などに「パカパカ」していると聞くと、どこに馬がいるのかと周囲を見回してしまうかもしれません。

車のハザードランプやカメラのストロボなどでも使われる言葉のようです。
愛知県に隣接する岐阜県や静岡県の一部でも使用例があるようです。地理的に考えれば当然でしょう。

しかし、関連性はわかりませんが、宮崎県でも「パカパカ」を愛知県と同じ意味で使うようです。
距離が遠く離れても意味が全く同じ方言というのも、面白いですよね。

ただし、「チカチカ=パカパカ」とは必ずしもならないようです。

まぶしくて目が「チカチカ」することを「パカパカ」とは言いません。

ということは、「パカパカ」はあくまでも光が明滅・点滅する状態を表す言葉なのでしょう。

その他の愛知県の方言は「愛知県の方言一覧」を、宮崎県の方言は「宮崎県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。

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