茨城県で使われている方言の「むぎもなぐ」。
え?麦もないの?大丈夫?と思いますよね。
でもこの言葉、麦もコメも関係ありません。
それでは今回は「むぎもなぐ」の意味や使い方を見ていきましょう。
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むぎもなく の意味や使い方は?
「むぎもなぐ」の意味は「とてつもなく」とか「不相応に」「普通でなく」といった意味です。
早速使い方を見てみましょう。
使い方
残念そうに
「田んぼに雑草がむぎもなくはいちゃった」
(田んぼに雑草がとてつもなく生えちゃった)
びっくりして
「あんのピッチャー、むぎもなくはえー玉、投げっど」
(あのピッチャー、とてつもなく速い球なげるぞ)
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むぎもなぐの由来は?
むぎもなぐという言葉は、「向きもなく」からきているようです。
その様子もないという意味です。
この「向き」には「本気になること、簡単に腹を立てる人」という意味があります。
普通にすごい、というだけでなくもっと荒々しい感じで使われています。
さいごに
今回は茨城県の方言として「むぎもなぐ」をご紹介しました。
地方によっては「むぎもなく、むぎなぐ」とも言われているようです。
茨城県の言葉自体が、専門家の間でも東北方言とする人と、関東方言とする人とで分かれているようで、どちらからも影響を受けているために場所によって訛りもその強さも違います。
イントネーションはあまりなく、最後の言葉を高く上げる話し方は共通しているようですが。
茨城県の方と話をする機会があったら、むぎもなぐ、と話しているかどうかよく聞いてみてくださいね。
その他の茨城県の方言は「茨城県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
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