宮城の方言「いずい」(または「いづい」)。
毎日の会話で頻出でありながら、他県の人に説明してわかってもらうことがちょっと難しい言葉なのです。
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「いずい」の意味
しっくりこない、違和感がある、おさまりが悪い、という状態を指しますが、
さらに、
そういった状態から生じた痛痒さ、何かが接触しているような感触、みたいな感覚を表現するときにも使う言葉です。
なんともいえない微妙な状態を表しています。
しかも多様ですね。
なのでいろいろな場面で使えて、あらゆる違和感をこのたった3字の言葉で表すことができるのです。
なんと便利で万能な方言なのでしょうか。
「いずい」の使い方
「目にゴミが入っていずい」
(目にゴミが入って違和感がある・ごろごろする弱い痛みを感じる)
「服の中に髪の毛入っているみたいでいずい」
(服の中に髪の毛が入っているみたいな感触があり、違和感がある)
「セーターの中に着たワイシャツがいずい」
(セーターの中に着たワイシャツがしわが寄って、もごもごしておさまりが悪い)
このように感触を伴う場面以外にも、
しっくりこない居心地の悪さを表現する場合や、もどかしい気持ちを表すときにも「いずい」が使えるようです。
さいごに
「いずい」、意味がや使える状況がたくさんありすぎて、語れば語るほどぼやけてしまうような感じがしてきました。
なるほどこれが宮城県民が口をそろえて言う、「いずいをうまく説明できなくていずい」という状態なのでしょう・・・。
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