全国各地にインパクトの強い方言はたくさんあります。
特に、有名人が使っていたりすると影響力が大きいですよね。
日本史の中でも超有名なビックスター、坂本龍馬はご存知、高知県出身です。
そのため、彼が登場するドラマでは必ずと言っていいほど土佐弁が登場します。
テレビなどでよく見かけるのが「おまん」などの言葉ですが、今日は別な言葉を取り上げます。
今日の方言は「へんしも」。さて、いったいどのような意味の方言なのでしょうか。
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「へんしも」の意味
「へんしも」は、急いで、すぐに、早く、ただちに、といった意味の言葉です。
ちなみに、似た言葉に「ざんじ」というものがあり、こちらも早くとか急いでといった意味になります。
「へんしも」の漢字表記
へんしは片時の音読みから濁点がとれたもののようです。片時も待てないといった意味が読み取れますね。
「へんしも」の使い方
例文1
「へんしも、返事せんとならん」
(すぐにでも、返事をしなければならない)
例文2
「へんしも帰るで!」
(すぐに帰るぞ!」
例文3
「今日は年金の支給日じゃ。へんしもいかにゃあならん」
(今日は年金の支給日だ。すぐにいかなければならない)
「へんしも、へんしも」
(すぐに、すぐに」
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さいごに
高知県の方言である土佐弁は、とても特徴的な方言です。
独特さが際立つ背景には、高知県の地理的条件があるでしょう。
現代でも、飛行機を使わない限りかなりの時間を要する場所です。
交通機関が発達していない時代に、京都など当時の中心から高知県に行くのは大変だったことが予想できます。
そうなると、言葉が独特の発達を遂げても何の不思議もありません。
そこに、土佐弁の魅力があると思います。
古い時代の日本語の特徴を色濃く残した土佐弁は、貴重なものですね。
その他の高知県の方言は「高知県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
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