岐阜県といえば、本州の中央に位置し、世界遺産に登録された、合掌造で有名な白川郷や、美人の湯として有名な下呂温泉、飛騨牛や、タレに漬け込んだ鶏肉をキャベツと鉄板で焼く「鶏(けい)ちゃん」など、魅力が沢山の土地です。
そんな岐阜県の人々が使う、「はしゃぐ」とはどんな意味なのでしょうか?
勿論、浮かれた時のあの動作ではありません。
それでは、使い方と併せて、見ていきましょう!
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はしゃぐの意味、使い方
ずばり、意味は「乾く」です。
なかなか予想だにしませんよね。
漢字で書けば「燥ぐ」となり、乾燥の燥だということが分かります。
そしてなんと国語辞典にも、
①陽気になって浮かれる、②いい気になって大きなことを言う とあわせて、
③乾燥する
と書かれています。
標準語として登録されていますが、その意味で使う方は少ないのではないでしょうか?
使い方
その①
「梅雨の時期は、洗濯物がはしゃがんで困るねぇ。」
→「梅雨の時期は、洗濯物が乾かなくて困るねぇ。」
その②
「凄い雨だったね、ジャケット脱いでここではしゃがせとこう。」
→「凄い雨だったね、ジャケット脱いでここで乾かしておこう。」
さいごに
乾くと書いていて、ふと「乾く」と「渇く」の違いが気になりました。
調べてみると、「渇く」が
①水分がなくなって水を欲する様
②満たされない気持ちが苛立つ程高まる
とあり、「乾く」は単純に水や水分がなくなる様子なので、人間の感情が関わり、辛くなるのが「渇く」で、単なる水気が無くなるのを「乾く」と使い分けるようです。
その他の岐阜県の方言は「岐阜県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
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