数ある北海道弁の中でもインパクトが強いものの一つが「はんかくさい」です。

はんかくさい?」なにか「くさい」の?などと問い返された経験があります。やはり、ほかの地域の人には耳慣れない言葉のようです。

さて、「はんかくさい」とはいったいどのような意味なのでしょうか?

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北海道弁での「はんかくさい」の意味

はんかくさい」とは、北海道弁で、ばからしい、あほらしい、などという意味です。さらには、どうしようもない、救いようがない、といった意味合いで使うこともあります。

北海道の人と会話中に、「はんかくさいね」といわれたら、相手があきれていることが多いので注意しましょう。

北海道弁での「はんかくさい」の使い方

例文1

 (あまりに下らないことを言った男子に対して、クラスの女子が一言)
 「あんた、何はんかくさいこといってんの?」
  (あんた、何をばからしいことをいってるの?)

例文2

 (悪さをする子供に対して、お母さんが)
 「はんかくさいことするんでない!」
  (バカみたいなことをしたらダメ)

さいごに

はんかくさい」は子供のころによく言われたことを思い出します。親が子供のことを叱るときに使っていたのかもしれません。

最近は耳にすることが減った言葉の一つでもあります。
ただ、大人同士の会話で登場するときは、あまり良い意味で使われることはありません。

どちらかといえば、みっともないといったニュアンスも含まれる言葉だからです。

ただし、どの言葉でもそうかもしれませんが、口調によってニュアンスは若干異なります。

言い捨てるようにきつく言う場合は、文字通り「ばかみたい」といった意味になります。

「もう、あんたってほんとにはんかくさいねぇ」とため息交じりでいわれたら、「ばかだなぁ」といいつつもその裏に愛情が隠れていることもあります。

表面上の意味だけではなく、口調や表情にも注意が必要ですね。
 
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