栃木県には美味しい名物がたくさんあります。
佐野ラーメン、レモン牛乳、いちごのとちおとめ、宇都宮の餃子。
でも、調子に乗って食べ過ぎてしまうと、おなかが痛くなってしまうかも。
そんなとき、心配した栃木県人から「だいじ?」と声を掛けられるかもしれません。
「だいじ」は大ごとという意味の大事ではありません。
さて、「だいじ」はいったいどんな意味の言葉なのでしょうか。
「だいじ」の意味
「だいじ」とは、大丈夫、心配ないという意味の言葉です。
「だいじ」の使い方
例文1
(子供同士がふざけあっているうちに、一人が転んでしまった)
A「痛い!」
B「だいじけ? 病院さ行く?」
(大丈夫?病院でも行く?)
A「だいじ、だいじ。ばんそうこうでも貼れば治るよ」
(大丈夫、大丈夫。ばんそうこうでも貼れば治るよ)
例文2
(具合の悪い人に対してかける声がけ)
「あんべー悪りーなら、行がなくたってだいじだ」
(具合が悪いなら、行かなくても大丈夫だ)
例文3
A「学校休んだって聞いたけど、だいじ?」
(学校や休んだって聞いたけど、大丈夫?)
B「だいじ、だいじ。ちょっと風邪ひいただけだだよ。明日は行けるから」
(大丈夫、大丈夫。ちょっとかぜひいただけだよ。明日は行けるから」
さいごに
「だいじ」は最もポピュラーな栃木弁の一つかもしれません。
相手を心配し、気遣うときに思わず「だいじ?」と口をついて出てくる方言だとのこと。
県内ではいたって普通に使われる言葉で、方言だという認識は薄いようです。
とても温かみのある方言だと思うのですが、標準語の「大ごと」と取り違えると誤解を招きやすい言葉です。
とにかく、頻繁に出てくる言葉なので、その時は気遣ってもらったんだなと考えておきましょう。
その他の栃木県の方言は「栃木県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
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