子供のころによく使っていた言葉で、大人になってからは使っていない言葉はありませんか?

北海道で子供時代によく使っていた「ばくる」という言葉もその一つです。

友達同士の会話によく登場する言葉です。

人から物をもらったとき、もらったものが自分があまりほしくないものだったときなどに大活躍する言葉です。

さて、いったいどんな意味の言葉なのでしょうか。

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「ばくる」の意味

ばくる」は交換するという意味の言葉です。

「ばくる」の使い方

例文1

(トレーディングカードなどで、友達が自分の持っていないカードを持っているとき)

「なあ、お前のカードとおれのカード、ばくらねぇか?」
(なあ、お前のカードとおれのカード、交換しないか?)

例文2

(友達同士で互いの欲しいものが一致した時)

「ねえ、私のぬいぐるみとあなたのをばくりっこしよ?」
(ねえ、私のぬいぐるみとあなたのを交換しよう?」

例文3

A「私がもらったTシャツ、青だったさ」

B「私はピンク。でも、青のほうがよかったなぁ」

A「じゃあ、ばくろう!私、ピンク好き!」
(じゃあ、交換しよう!私、ピンク好き!」

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さいごに

今思い出してみると、小学校のではいろいろな場面で「ばくりっこ」していましたね。

男子はビックリマンチョコのカードやキン肉マンの消しゴム。

女子はシールやメモ帳などを「ばくりっこ」していたように思います。

最近では、子供たち同士のトラブルを避けるため、子供同士で「ばくる」ことを禁止している家庭もあるとのこと。

高額のものだったり、あとで「やっぱり返して」といったことでトラブルが起きないようにという配慮なのでしょう。

時代の変化とはいえ、少し寂しさを感じます。

ぜひとも、平和な「ばくりっこ」であってほしいものですね。

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