おばあちゃんがうーんと背伸びをして、腰をトントンとたたきながら一言。
「あ~こわい、こわい

『こわい』って言うけど、恐怖におびえた顔はしていないようですが・・・
そう、これは標準語とは違った意味を持った方言なのです。

さていったいどういう意味なのでしょうか?

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「こわい」の意味は? 使われている地方は?

疲れてつらい状況」を表現する言葉です。
おもに肉体的な疲労に使います。
東北・北海道、北関東地方でも使われている方言です。

「こわい」の使い方

広い地域で話されている方言ですが、筆者の出身地方:山形県での使用例をご紹介いたします。

「うぢがらずーっと歩いできたがら膝がこわい
(家からすっと歩いてきたので膝が疲れた

「荷物多くてくたびっちゃ~。腰がこわいがら休ましてけろ」
(荷物が多くて疲れたなあ。腰がつらいから休ませてちょうだい)

ここで使われている『くたびっちゃ」も方言で、意味はくたびれたです。
似たような意味を持った二語ですが、
こわい』は体の部位の疲労を、
くたびっちゃ』は全体的な疲労感を指す、
というように使い分けられていると思います。

他の地方での「こわい」

大阪で話される「こわい」はまた別の意味を持っており、硬いという意味になるようです。
「今日のご飯はこわいなあ」というように使われます。

さいごに

地方によって異なる意味を持つ「こわい」という方言。

古語の『こわし(強し)』という言葉(しっかりしている、堅い・ごわごわしているという意味)がルーツになっているようです。

その他の日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。

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