愛知県に「ぐろ」という方言があります。
最近では、気持ち悪いことを「グロい」と言ったりしますので、あまりいいイメージはうかばないのではないでしょうか。
人から言われてがっかりしないためにも、「ぐろ」の本当の意味を知っておきましょう。
今回は「ぐろ」についての具体的な意味や使い方をご紹介します。
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ぐろの意味や使い方は?
ぐろは三河でもわりとお年寄りや田舎のほうの方がよく話します。
若い人はあまり使わないかもしれませんが、それでも言われれば意味は通じます。
標準語にすると「はしっこ」「すみっこ」になります。
まったく想像できませんね。
使い方
人に頼むときに
「悪いけど、この荷物ぐろに寄せといてくれん?」
(悪いけど、この荷物はしっこにもっていってくれない?)
注意するときに
「危ないよー!後ろから車来とるで、ぐろによってー!」
(危ないよー!後ろから車が来ているから道のはしっこによってー!)
驚いて
「この部屋、ぐろに虫がようおるね」
(この部屋、はしっこに虫がたくさんいるね)
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ぐろの由来とは?
端っこの意味がある「ぐろ」ですが、田んぼの土を盛り上げたあぜからきています。
あぜのことを「畔(くろ)」と呼び、」そこから「ぐろ」となりました。
パソコンで、「あぜ」と打って変換するとこの「畔」の漢字に変換されましたので、やはりそこが由来になっているようです。
さいごに
愛知県の方言である「ぐろ」について見てきました。
多くの方言の中で、意味のぼんやりしかわからないものもありますが、「ぐろ」についてははっきり、「はしっこ、すみっこ」とわかり、使いやすい方言ですね。友達に使ってみるのも面白いかもしれません。
その他の愛知県の方言は「愛知県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。
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