佐賀県といえば、焼き物で有名な土地でもありますよね。

有田焼や伊万里焼、唐津焼という日本屈指の焼き物を生み出しています。

17世紀に日本で陶磁器が作られるようになった頃に、中国の絵付けの技術と韓国の釜焼きの技術が日本の中で佐賀県に初めて伝わり、これほどまでに発展したのだそうです。

そんな佐賀県で使われる「がばい」という方言はご存知でしょうか?

以前「がばいばあちゃん」という本や映画が話題になった際に知った方も多いと思います。

改めて、その意味や使い方について見て行きましょう!

【スポンサーリンク】

がばいの意味

ズバリ、「とても、非常に」という意味です。

そういえばあの作品に登場するおばあちゃんは、豪快というか、元気な方だった記憶があります。

語源については、明確な答えは不明ですが、福岡の方言で「ばり」という同義の言葉があります。

いわゆるラーメンのバリカタの「ばり」ですが、音の響きに、がばいとの音の共通点が見出せます。

使い方

その①

「今日はがばい雨が強か日じゃから、タオルも持っていきんしゃい」

(今日は非常に雨が強い日だから、タオルも持って行きなさい」

その②

「あさん今日はあそこの直売所行った?がばいふとか大根置いとったばい」

(あなたは今日あそこの直売所行った?ものすごく大きい大根置いてあったよ)

「そんなんこおてもあまくらかすだけたい」

(そんなの買っても余らせてしまうだけだよ)

あとがき

佐賀の方言を見てみると、「〜たい」とか「ばってん」等、福岡や熊本と共通するものを見て取れ、離れているのに何故だろうと思いました。

この3県で使う方言を総称して「肥筑方言」(肥前、肥後、筑前、筑後をまとめて)と呼ぶそうです。

そしてそれらは筑後川によって繋がりを持ち、水上交通にて藩同士の交流が生まれ、言葉にも影響を与えたそうです。

その他の佐賀県の方言は「佐賀県の方言一覧」を、日本各地の方言は「日本各地の方言一覧」からお調べ下さい。

【スポンサーリンク】